知られていない太陽光発電についての情報もお伝えします 

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マンションと太陽光発電

欧州などでは、かなり前から実用化されている洋上の風力発電システムが日本で初めて登場したというニュースが最近報じられましたが、東日本大震災をきっかけに、あらためて再生可能なエネルギーに注目が集まっています。
風力の他に地熱なども地震国として有力な選択肢ですが、やはり何といっても最も身近な方法が太陽光発電です。
多くの自治体では太陽光発電システム導入に伴う費用の補助制度を設けて、その普及を促進していますが、対象は100%持ち家に限定されているのが現状です。
都市部に多い既存マンションなどの集合住宅では、太陽光発電導入の動きは、まったくといっていいほどありません。
その原因は、法律のカベにあります。
太陽光発電による余剰電力は、各電力会社が買い取ることになっていますが、買取元はあくまでも個人でなければならず、マンション管理組合から買い取ることができないからです。
nullマンション屋上などの共用部分に太陽光発電システムを導入するためには、全戸に電力を配分できる構造になっている必要があるため、既設マンションでは、事実上導入が不可能なのです。
一般に、マンションの屋上は平坦なうえ昼間は良好な陽当たりが確保できますから、太陽光発電システムを設置するには申し分のない場所なだけに、そうしたマンションに住む一人として残念に思います。
総電力のなかで再生可能な電力の比率が増えると、電力単価が高くなるという側面は否めませんが、将来にわたって安全で安心できるエネルギーを確保するためにも、太陽光発電導入をマンション管理組合が主体的に取り組めるような法的環境の整備を期待したいものです。